両足院マルチバース展 2021
両足院マルチバース展 2022
両足院副住職 伊藤 東凌氏の推進する、新しいコミュニケーションを提案する是是プロジェクトの一環として、本展覧会を開催致します。
是是プロジェクト内で展開する様々なジャンルのコミュニケーションの中で、 テクノロジーを活用した体験から、新しい視点を獲得する試みである「忘是」プロジェクトを中心とした展覧会です。
「忘是」プロジェクトにおいて予てよりコラボレーションを推進してきた、テクノロジカル・クリエイティブファーム「THINK AND SENSE」に加え、コラボレーションアーティストとして、華道家元池坊より次期家元 池坊専好、MUTEK.JPキュレートの元、中山晃子の作品も展開されます。
ヴァーチャル両足院は、多元的なお寺のあり方を
探るプロジェクトです。
雲海の中にそれぞれ異なる体験の両足院が存在しています。
ヴァーチャル両足院は、物理的な場所性を超えたお寺が可能にするコミュニケーションを追求することで、多元的なお寺のあり方を探るプロジェクトです。
文化財アーカイブとしてのヴァーチャルではなく、お寺で提供してきたコミュニケーションを物理的な場所性を超えて提供していくという試みです。
つまり、ヴァーチャル両足院は両足院の架空なるヴァーチャルではなく、地続きに確かに存在するデジタルテクノロジーによって構築された、両足院の異なる側面です。
昨今話題を呼んでいるメタバースという言葉の表現するところでは、現実に代替えされる三次元空間がヴァーチャル空間として展開されることを表しますが、ヴァーチャル両足院では、複製された架空の世界ではなく、確かに存在する世界を異なる視点、スタンスで観察することで多様なあり方があると認識し、多元なる側面を持つという理解からマルチバースを構築します。